2017年9月30日土曜日

正解した問題からも学ぶことはある。

こんにちは。辻堂校アシスタントアドバイザーの春日です。


みなさん、マナビスのテキストや、問題集、模試などの問題を解いた後何をしていますか?
そう聞くと、必ず帰ってくる答えが、「復習しています。」です。
それは、非常に重要なことです。問題を解く意味というのは、今自分が何ができて何ができないのかを知り、できないことをできるようにするためだからであり、復習が成績を伸ばす最善の方法だからです。
では、みなさん、自分が正解した問題についても復習していますか?解説を読んでいますか?
自分が間違った問題については、ほぼ100%の人が、解説を熟読し、復習しているでしょう。
勘で正解した問題(模試が多いでしょうが)についても、大抵の人はチェックして、復習しているでしょう。
では自分が正解した問題はどうでしょうか。丸付けをして終わりになっていませんか。
勿論、正解したという事実については価値があります。しかし、正解した問題からも学べることは沢山あります。
正解した問題については、以下のことに注意して復習すると良いでしょう。
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・正解したとしても、解説には必ず目を通す。(明らかに分かる問題はその限りではありません。)
正解した問題も、必ず解説に目を通す癖をつけましょう。豆知識が載っている場合も多々あります。
・答えまでたどり着いた道筋は正しいのかを確認する。
これは非常に重要なことです。たまたま答えにたどり着いたのかもしれません。特に数学は、記述式の場合、答えだけ合っていても得点にはなりません。式や説明が少し欠けていただけで大幅な減点となる場合もあります。
・他の選択肢がなぜ違うのか必ず確認する。
これは、英語や社会に多い選択問題についてです。他の選択肢の単語の意味や、なぜ不適切な選択肢なのかを確認し、人に解説できるレベルを目指しましょう。
・別解を必ず確認し、習得する。(超重要)
これは、数学や理科に多い記述式問題についてです。自分とは違う解き方が掲載されていれば、必ず理解し、習得してください。試験には必ず時間制限があるので、最も素早く解ける方法がベストな解法です。
また、自分の引き出しを増やすという意味でも非常に有効な学習方法です。一つの問題に対して何通りものアプローチができるということは、理解度が高いということを意味しています。引き出しを増やしておくと、全く関係ない問題に役立ったりします。
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とは言っても、正解した問題は理解してると思い込んで、放置してしまいがちですよね。僕もそうでした。笑
せっかく貴重な時間を割いた問題なので、そこから学べることは漏れなく学び取りましょう。
問題は数多く解くことが大事だと言われます。勿論、その通りですが、ただ大量の問題を浴びているだけでは成績は向上しません。
問題を数多く解き、その問題一つ一つから学べることを徹底的に学び、効率の良い勉強を意識しましょう。
そうすることで、自分自身の学力向上を実感できると思いますよ。